J1アビスパ福岡の金明輝監督の契約解除が1月5日に報じられましたが、理由はコンプライアンス違反でした。
しかし、クラブ側の公式ホームページではそのコンプラ違反の内容が報じられていません。
そこで今回は、アビスパ福岡の金明輝監督の契約解除に至ったコンプライアンス違反は3つ、そして過去のパワハラ内容についても調査しました。
金明輝監督の電撃解任の概要
2026年1月5日に、アビスパ福岡のホームぺージで金明輝監督の解任が発表されました。
内容は、金明輝監督のコンプライアンスに抵触することが確認されたため、1月4日付で監督契約を解約したというものでした。
しかし、詳細については関係者への影響および個人情報への配慮等を考慮し、公表は控えるという。
そして関係者へのお詫びと、今後はコンプライアンス遵守の徹底と管理体制の強化に取り組むということで締められています。
ファンとしてはいったい何があったのか、詳細が分からないとモヤモヤした気分が残りますね。
週刊文春電子版では、金明輝監督のコンプラ違反の内容について次のように報じています。
金明輝監督のコンプラ違反は3つ!
その1:コーチへの罵倒
こいつに何も仕事をさせるな!素人集団!何もするな自分でやる!
金明輝監督のコンプラ違反の一つ目は、「一人のコーチへの罵倒」し、別のコーチらにも「素人集団」や「もう何もするな」と大声を張り上げたという。
これは、トップチームの練習に召集するユース選手の「差配」について、「人選がおかしい」と担当コーチを叱責したとされます。しかし、担当コーチは監督の指示に従って人選したことであり、理不尽な叱責と言えます。
これに対し金明輝監督は、ユース選手は誰でもいいわけではなく、適材適所を望んでいたとし、「素人集団」との発言はしていないと否定しています。
しかし、調査を担当した弁護士によると複数人の証言から、発言が事実である可能性が高いとされています。
その2:通訳に責任転嫁
選手が指示通りプレーできないのはお前のせいだ!
金明輝監督のコンプラ違反の二つは、外国人選手が指示通りにプレーできなかった場合、その不満は通訳に向けられ、説得するまでを通訳に求めたという。
通訳は単なる翻訳でなく、監督とスタッフの思いを乗せて伝えることを要求しており、ベンチ入りできない選手などは、その理由を通訳に丸投げ状態で説明させたという。
ある時には、10分以上説教された通訳が涙を流すこともあったようです。
通訳としては本業以上のことを要求されており、達成できない場合は叱責されるということから、担当弁護士は「過大な要求」として、パワハラに該当する余地があるという。
その3:塚原コーチ(現監督)との確執
なんで俺の意見を否定するか・イライラする・顔も見たくない・近寄るな
金明輝監督のコンプラ違反の三つは、塚原真也コーチ(現監督)との意見の違いによる口論・そして罵倒により、塚原コーチが涙したと言われています。
事の発端は、コーナーキックの練習中に意見の違いから口論となり、監督が自分の意見を否定するとして、グランドからクラブハウスまでの100mの移動の際、罵倒し続けたという。
この場面は、選手やスタッフも目撃し、選手からは「チームが壊れる」「あんな監督では無理」という声があったという。
しかし、金明輝監督はこの件に関し、単なる「言い合い」と認識しており、選手の前で意見を曲げないのは、監督に対するコーチのあるべき振る舞いではないとし、監督に譲歩しろという考えのようです。
この件でも多くの目撃者がいることから、報告書では事実と認定されているようです。
金明輝監督の過去のパワハラとは?
金明輝監督は、2024年12月にアビスパ福岡の監督に就任しています。しかし、就任に関しても批判的な声が多かったそうです。
それは、アビスパ就任前の2021年に「サガン鳥栖」の監督をやっていましたが、選手やスタッフへのパワハラ行為の発覚で、自ら監督を辞しています。
当時の報告書では、選手の暴力を振るったり暴言を吐いていたことが明らかにされており、Jリーグ監督として必要な「S級ライセンス」をはく奪され、「A級ライセンス」への降格処分を受けています。
その後、2023年に町田ゼルビアのヘッドコーチに就任し、研修プルグラムを受講して、2024年にS級を再取得しています。
研修を受講して更生したとはいえ、パワハラ行為が過去にあったことから、アビスパ福岡の監督就任には反対の声も多くあったという。
現に長くアビスパをスポンサーとして支えてきた明太子メーカー「ふくや」が、監督就任を機にスポンサーから撤退しています。
まとめ
今回は、アビスパ福岡の金明輝監督の契約解除に至ったコンプライアンス違反は3つ、そして過去のパワハラ内容について調査しました。
一昔前のスポーツ界では、体を叩いたりする暴力的な行為が、熱血指導として認められた時代がありました。
しかし、近年ではどんな業種でも「コンプアライアンス遵守」が基本となっており、サッカーにおいても当然守らなければなりません。
指導者と選手間に言葉の壁がある場合などは、通訳を通して正確に伝える難しさもあるかもしれませんが、暴言や暴力をはけ口にしてはいけませんね。