羽生消防団が全員退団した理由や原因は?操法大会は必要かを調査!

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茨城県行方市消防団の「玉造支団第5分団第2部」(通称・羽生消防団)に所属していた消防団員22人全員が退団していたことが、報じられました。

そこで今回は、羽生消防団員が全員退団した理由や原因はなんなのか、操法大会は必要かを調査しました。

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羽生消防団員(玉造支団第5分団第2部)が全員退団!

現在、羽生消防団員は1人もいない状態で、担当地区で火災などがあった場合でも、出動できないようです。

しかし、有事の際は周辺の消防団がカバーする状態となっており、地域の防災能力低下が懸念されています。

羽生消防団が全員退団した理由や原因はなぜ?

操法競技の順番を巡るトラブル

退団の原因は消防操法大会の競技順を巡るトラブルだという。

茨城県行方市では、市消防団の操法競技大会が9月24日に予定されていましたが、当初羽生消防団の出場順番は5番目であったにもかかわらず、いつの間にか27番目の消防団と順番が入れ替わったそうです。

この状況に羽生消防団員が反発しましたが、市の消防団長は5月の新人訓練があった際に羽生消防団が穴の開いていたホースで参加していたことを重く見て、今回の順番変更になったと話しています。

消防団本部と羽生消防団の意思の疎通

消防団組織は、消防団長を筆頭にして団本部の副団長がおり、さらに下部組織として各分団がありそこには分団長といわれる分団のトップがいます。

さらに分団には市町村ごとに団員数が条例で決まっており、今回の羽生消防団には22名の分団員がいたようです。

そのようなピラミッド型の構図になっており、市の消防団長の命令は絶対となっています。

今回の場合も5月の新人訓練で穴の開いたホースを使ったことで、団本部から教育指導とも取れる順番入れ替えがあったのでしょうけれど、説明不足だったようです。

このようなピラミッド型の命令があったことで羽生消防団員は、分団長よりも上の立場の人に説明を求めたものの聞き入れてもらえなかったのでしょう。

これ以外の方法がなかった、苦渋の決断だったと元団員らは話しています。

警察組織も同じように上からの絶対命令には逆らえない風潮がありますが、消防団組織も同様に団長命令は絶対的なのです。

この羽生消防団の全員退団は、団本部と分団との意思の疎通が普段からできていなかったと見られます。

なぜ羽生消防団の退団届は受理された?

本当は辞めたくなかった?

羽生消防団としては、退団の意向は示したものの誰もやめるつもりはなかったのではないでしょうか。

地域を愛し、地域のための消火活動を何年もやってきた人たちが、そう簡単にやめるとは思えません。

退団の覚悟があるということを示し、団本部に詳しく丁寧な説明があればこのような事態にはならなかった感じがします。

行方市にも消防団事務局はあると思いますが、事務局が消防団本部に押されてしまって機能しなかった可能性もあるのではないでしょうか。

市の消防団長ももう少し分団に対し、面倒を見ることが出来なかったのか悔やまれる感じもしますね。

退団届を預かる形で冷静になるまで時間をかけて協議、あるいは少しの間をおいてから受理しても遅くはなかったと思われます。

操法大会は本当に必要なのか?

今回の退団の原因となった操法大会ですが、本当実施する意味はあるのでしょうか。

操法大会は、行方市のように市独自でやるところもあれば、もう少し広域的な大会があり、県大会そして全国大会とあるようです。

操法大会そのものは可搬ポンプとホースを使い、送水のタイムや規律などを競うというものです。

そこには規律やスピードそして正確性などをはじめ、多くの検査項目がありその点数を競い合って消防団員が日夜訓練に励んでいます。

でも、会社員や自営業などほとんどの団員は正業を抱えながら、操法大会に備えて訓練をやっていることから、かなりハードなものになっています。

半年から1年間かけて日夜訓練をし、そして操法大会に臨むというのが通例ですが、操法大会があるから消防団には入りたくないということも少なからずあるのは事実のようです。

実際の火事現場では、操法大会における規律などはほとんど関係がないように思われます。

競技としての操法大会であるならば、昼間の仕事を終えてからまで夜遅くなるまでの練習が必要なのか疑問ですね。

今回のことで操法大会そのものがなくなればいいと思っている消防団員は相当数いるのではないでしょうか。

羽生消防団が全員退団まとめ

今回は、羽生消防団員が全員退団した理由や原因はなんなのか、操法大会は必要かを調査しました。

羽生消防団員が全員退団した理由は、操法大会による順番の入れ替えだったようですが、団本部と分団側の意思の疎通が出来ていなかったことが根底にあるようですね。

今回の件については、地域防災をより強固にするために、操法大会の実施の意味を考えていく必要がありそうですね。

羽生消防団の元団員の方は、辞めたとはいえ冷静になってから再度入団されることを願いたいですね。

これからが団本部と事務局の腕の見せ所なのではないでしょうか。

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