2024年に首都圏で相次いだ闇バイト強盗事件ですが、指示役の福地紘人・齊藤拓哉・村上迦楼羅・渡邉翔太の各容疑者が逮捕されました。
どんな人生を歩んできたのでしょうか。
そこで今回は、福地紘人容疑者の出身や中学高校時代、そして両親や兄弟など、生い立ちや悪の経歴などを見ていきます。
闇バイト事件の概要

闇バイト強盗事件は、2024年に首都圏を中心に起きた18件にも及ぶ強盗事件で、「指示役」が初めて逮捕されました。
逮捕された首謀者4人に対し警視庁では、捜査員を100名以上投入し1年以上かけ、押収したスマホ約750台の解析を行い逮捕につなげたという。
逮捕されたのは、福地紘人容疑者(26)、齊藤拓哉容疑者(26)、村上迦楼羅容疑者(27)、渡邉翔太容疑者(26)の4人で、一連の事件のトップとみられています。
すでに18件の事件で51人が逮捕されており、被害額は約2300万円であり、凶悪な事件です。
指示役4人の関係
4人とも同級生であり、上下関係は無いという。
4年ほど前に福地容疑者が、知人の紹介で斎藤容疑者・村上容疑者と知り合いました。
斎藤・村上容疑者は中学1年からの知り合いだったという。
4人は秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」を使い、9個のアカウントで実行役に指示を出し、被害品は福地容疑者に渡っていたという。
福地紘人の生い立ち
出身地は茨城県
福地紘人容疑は1999年生まれの26歳です。
出身地は茨城県の県庁所在地水戸から20km北上した常陸太田市で生まれ育ちました。
小学時代から粗暴だった
福地容疑者は小学校入学と同時に地元の剣道教室へ入門します。
剣道教室では、武道の精神を守らないどころか、いわゆるチャンバラとして反則行為をするなど、この頃から粗暴として知られていました。
同級生の保護者の話では、「今回の事件を起こしたのは驚かない」と話しています。
小学時代も「いじめっ子」として知られ、気弱な同級生をからかったり、「キモイ」「死ね」などの陰湿的ないじめを繰り返していたという。
福地容疑者に関し当時のいじめられた子の保護者は、「意地悪をして相手が落ち込むのを楽しむ性格だった」と当時を振り返っています。
福地紘人の両親兄弟
福地容疑者は4人兄弟の次男で、両親・祖父母も健在のようです。また実家の近くには何人もの親族が住んでいるという。
母親は、福地容疑者が悪さをすると何度も叱っていましたが、本人は反省することは無かったという。
また、両親は子供のいじめを認知していたが謝りに来ることは一度もなかったという。
他の保護者の話では、福地家は名家であり、福地容疑者以外の兄弟はちゃんと就職し、真面目に働いていたという。
普通の家庭で育っていたようです。
福地紘人の悪の経歴と学歴・少年刑務所へ
中学時代
福地容疑者は小学時代こそいじめっ子で粗暴な人物像でしたが、中学に入学するといじめはなくなったという。
剣道は中学時代も続けており、剣道部に入部した1年生の時に市内大会の中学生の部で優勝しています。
剣道はとても強かったようですが、暴力事件などは起こさず、少しグレていた程度の問題児という感じのようです。
高校時代
福地容疑者は水戸市にある農業高校へ進学しましたが、すぐに中退したという。
当時は、深夜徘徊や飲酒はもちろん、暴走行為を行っていたようです。
そして、2015年16歳の時に高校3年生の男子生徒に暴行を加え、死亡させた傷害致死事件で逮捕されています。
常陸太田市内のスーパーマーケットの敷地内に男子生徒を呼び出し、何度の顔面を殴る蹴るなどの暴行を加えたことで少年4人が逮捕され、福地容疑者はその中の一人でした。
福地容疑者は、保護処分ではなく裁判員裁判で裁かれるという重大事件だったようです。
そして福地容疑者にに下った判決は、懲役3年以上5年以下の不定期刑が言い渡され、少年刑務所へ送致されました。
出所後の福地紘人
社会復帰した福地容疑者は、その後詐欺などに手を染め、何度も逮捕されています。
2021年:仲間と共謀し保険金詐欺で、山梨県の60代女性から240万円の現金を騙し取る。
2024年:息子をかたって女性から現金100万円をだまし取る。
このような事を繰り返したことで、母親が心労でやせ細っていったという。
今回の闇バイトでも「あいつならやりかねない」と言われるのも分かる気がします。